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物理好きさん1人に聞きました!よくやる音ゲー練習法

この記事は、 プログラマーのオススメのゲームの話をする Advent Calendar 2019 - Adventar の24日目の記事として執筆されました。

 

競プロerの物理好きと言えば音ゲーですよね、ということで音ゲーの話をします。

といっても、特定機種の布教…というよりは「どんな音ゲーでもだいたいこんなことをすれば上手くなる」という大枠の練習法のフレームみたいなことをお話しします。

 (とはいえ、僕のメイン機種である CHUNITHM CRYSTAL (チュウニズム クリスタル)|セガ新音ゲー を念頭に置いて記事を書いていたりはします。基本操作が音ゲーの中でもかなり簡単なのにAIRという新しい操作感も味わえるので初心者にも少し慣れた方にもオススメです。)

 

1.まず、知っている好きな曲をやってみる

 「音ゲーといっても何をやっていいかわからない…」という場合には、まず好きな曲をやってみましょう。プレイ前にチュートリアルがあると思うので基本的な操作はそこで覚えておきたいのですが、やはり、知っている好きな曲だと「リズムが分かる」というアドがあります。これはかなり大きいです。まずは一番下の難易度でもいいので、知ってる曲をやりましょう。(知らない曲をやってなんのこっちゃわからない…というのは非常に勿体ない(個人の意見)です)

2.できる難易度の上限を見計らう

その機種を少し頑張ってみようかな…と思った場合、まずやるのが「できる難易度の上限の把握」です。まずは(ある曲の)一番下の難易度から入るのが安全(クリアに失敗すると次のトラック(曲)に進めなくなる機種もあるので)ですが、その難易度が「つまらない」と思ったら思い切って難易度を1段階上げてよい(BASIC→ADVANCED→EXPERT→MASTER)です。暫定的に自分がどれくらいの難易度の譜面ができるというのが分かったら、今度は難易度を表す整数で調整しましょう。Lv9あたりがクリア余裕そうならLv10に上げてみたり、Lv12が難しそうならLv11+に落としてみたり…といった具合です。ここまでの調整がてらその機種を頑張ってみようかどうかの判断はだいたい数百円くらいの投資で可能です。

3.ハイスピード調節

音ゲーを始めたいなと少しでも思っている場合、「ハイスピード」の概念は理解していた方がよいです。「ハイスピード」とは、ノーツ(音符)が降ってくる速度のことで、主にそのゲームの設定で変更できます(変え方は機種ごとに違うのであらかじめ調べておくと吉)。ノーツが降ってくる速度が遅いと、ノーツが見分けにくくなり、正確なリズムも把握しにくくなります。逆に、ノーツが降ってくる速度が速いと、ノーツが読み切れません。なので、個人に合ったほどよい速度に合わせて調整してやると、快適にプレイできます。(基本的には、慣れてくるほどハイスピードは上がることが多い(細かいリズムの把握がしやすくなるので)です。)

4.知ってる曲アド練習法

ここからはざっくり自分のよくやる練習法をいくつか紹介します。まずは、「知ってる曲」というアドを利用して練習する方法。自分の知ってる曲はリズムを知っていて有利だという話は先ほどもしましたが、そのアドは音ゲーをやっている限りずっと続きます。自分の知っている曲だと、知らない曲に比べてだいたい(整数の方の難易度で)1段階から2段階くらい上の譜面でも行けてしまうことが往々にしてあります。知っている曲なら、ちょっとまだ難しいか…?というような曲でもためらわずどんどん攻め込むことが大事です。

5.チャレトラ練習法

チャレトラとは、もとは「チャレンジトラック」というmaimaiにあった難しい譜面を条件付きで最終トラックに挑める…といったものなのですが、ここで紹介するのはその思想を借りた練習法です。というのも、最終トラックに少し難しい譜面をやってみるということです。クリアが次のトラックの進出条件になっている(コナミ音ゲーに多い)場合でも、最終トラックならクリアできなくてもほとんど損害がありません。それをいいことに、例えば(Lv13→Lv13→Lv14)とか(Lv17→Lv18→Lv19)とか、自分ができそうな難易度の上限の1つ上を最終トラックに組み込むことで、難易度の壁を徐々に破っていくことが出来ます。

6.ナイト・オブ・ナイツ練習法

突然ですが、この世には ナイト・オブ・ナイツ という超有名な東方Projectのアレンジ曲があります。この曲はある程度沢山の機種に収録されていて、音ゲーの練習に非常に適しています。理由をいろいろ説明します。

  • リズムが非常に縦ノリで覚えやすくノリやすい
  • BPMが180と、「そこそこ速い曲」の入り口くらいの速度であり、スピード感に慣れられる
  • そのせいか、めちゃくちゃ難しくはないがどの機種でもある程度高めの難易度の譜面が用意されていることが多い
  • 8分や16分のリズム感がバランスよく取り入れられている
  • 譜面にその機種の癖が出にくく、音ゲー慣れしていればすぐにいいスコアが狙える

 あたりがナイト・オブ・ナイツが練習にいい理由です。個人的には、どの機種でも、ナイト・オブ・ナイツのある程度上の方(概ねその機種の一番上の譜面(MASTERとかMAXIMUMとか)の数値の難易度の平均値以上)の難易度の譜面ができればその機種については相当慣れてきたと言えます。

7.高難度と低難度はバランスよく

「自分ができるギリギリの高難度をやっていて楽しいからそればかりしてしまう…」「チキって高難度ができない…」といった話は、(実力を伸ばしたいという場合には)あまりいい話ではありません。実力を手早くつけたい場合には、低難度(といっても、自分がある程度高い精度を取れるくらいの難易度まで落とせば十分)で高い精度を出す練習もしつつ、高難度にも果敢に挑戦していくという姿勢が大事です。バランスを保とうとするとだいたい難易度の数値の差にして2前後の範囲になるかと思います。

8.「最高評価」を出してみる

その機種において、どんなに簡単な譜面でもいいので、最高評価を出してみましょう。ランクSSSとかの最高ランクでも、FULL COMBO(ノーミスプレイ)でも、ALL JUSTICE,ALL PERFECTのようにかなり高い判定だけに絞ったものでも構いません。これを出すことは、高い達成感とモチベ、さらには「あの曲でもできたしこの曲でもできるかも…?」というようなモチベーションにつながります。

9.同じところのミスが続く場合、そこを意識して手の動きを検討する

同じところでミスが続く場合、自分に何らかの落ち度が多分あります。その場合、自分の手の動かし方があまりよくない…といったことも考えられるので、「どこでいつもミスるのか」を強く意識してプレイしつつ、その場所が来たら自分があらかじめ用意した対策を強く意識して手を動かすことが大事です。

10.究極奥義、理論値狙い

これはおまけなので聞き流してもらって構いません。音ゲーには、「理論上可能な最高スコア」、即ち理論値というものが存在します。当然これは全プレイヤーの憧れになります。ここでは、その理論値をある程度出るようにするところまでを簡単に説明します(実際僕もメイン機種のCHUNITHMでさえちょいちょい出せるかも…程度なので…)。まず、FAST/LATE表示のようなものを利用し、自分が速いか遅いかをよく吟味する必要があります。ただ、そのうえで言うと、たいていの場合自分が速いです。なので、高い精度を出すということは遅め意識とほとんど変わらない…と思ってもらっても大丈夫です。そのうえで、その曲をある程度理解して16分トリルまでの忙しさの譜面なら理論値で抜けられることが多い…くらいにはしましょう。そのうえで、いつも同じ場所で理論値が崩れるならそこを意識する…といったことと、最初のうちは相当理論値が出しにくいのでめげずに頑張ってみる…といったことをすると、ある程度は出せるようになっています。ただ、人によってはコンプレックスになるレベルで出ないこともあったりします。その場合は高難度に対する実力をつけることが理論値を出やすくする回り道だったりもします(実際自分はそうだったかも知れません)

 

<まとめ>

ここまで雑多に練習法をまとめてきましたが、実際にはやり方は人それぞれです。一番大切なのは楽しむことなので、ノリと勢いでいい感じに練習して楽しい音ゲーライフを目指しましょう!